ジェロンタクシー

面白い記事を見つけました。

JTB九州によるジェロンタクシーと言うサービスを来年1月より試験的に行うそうです。福岡市内の3区(博多区・中央区・東区)内で行われます。
サービスの内容は、70歳以上の高齢者を対象に自宅といつもの買物店とかかりつけの病院の3地点を定額・乗り放題でタクシーを利用できる と言うものです。

このサービスにより、買い物弱者と言われる高齢者の方々が外出するための日常の移動手段を提供しようというものです。

僕は、個人的にはこのサービスを応援します。僕の事業計画もそうですが、買い物弱者と言われる方々に、現在のタクシー以外のサービスを提供することはとても必要なことだと思います。(JTBによる本サービスの名称はジェロンタクシーと言う名前ですが)

値段の方はと言うと、自宅・商店・病院が全て同一区内であれば一月当たり28,000円でそれぞれが3区すべてにわたる場合は、最大64,000円かかります。自家用車の維持費費用や自ら運転する場合の交通事故等に対するリスクの低減を考えれば妥当ではないか と言う値段の設定でしょう。
とは言っても、多くの方が高いと感じるのではないでしょうか。それは、公共交通機関である、バスや電車・地下鉄と比較してしまうからです。
博多~天神間のバス料金は100円 往復200円 毎日使用して 6,000円です。この値段と比較されると今回のサービスはかなり高額なものと感じます。
一方、普段の交通手段をタクシーに依存されている方にとっては、割安になるのではないでしょうか。
(毎月 タクシー代に30,000円以上かけられている方がどれほどいるのかよくわかりませんが)

今回のサービスがバスや地下鉄・電車の代替品ではなく、自家用車の代替品であるという価値を付けることが必要だと思います。公共交通と勝負しては勝ち目はないように思います。
このジェロンタクシーは、定額のり放題のタクシーサービスだとうたっていますが、むしろ交通事故でのリスクがなく、日常の「足」として自家用車のような利便性と快適さを利用することがでサービスであり、その新しいサービスの方法が定額のり放題のタクシー利用である とうたった方が良いのではないかと思います。

買い物弱者と言う社会問題に対し、旅行業者であるJTBが交通事業者の土俵で戦うのではなく、旅行業者の土俵で買い物弱者問題に対することが必要ではないでしょうか。交通事業者から買い物弱者への対策としては、コミュニティバスに代表されるように、市町村からの補助金なしでは成り立ちません。今回のようなサービスは旅行業者が行うことで、新たな付帯価値の創造が必要となると思います。